藤井 直伸
NAONOBU FUJII
1992-2023

藤井直伸選手が2023年3月10日に逝去されました。

藤井選手は「世界一美しいBクイック」と評されるクイックを
多用するプレースタイルで、
日本バレー界の先駆者的存在となり、数多くの功績を残しました。
茶目っ気のある明るい人柄から、
自然と人を引き寄せる人気者でもありました。

東京オリンピック後には、同じく元日本代表セッターの
美弥さんと結婚し、今後の活躍を嘱望されておりました。
生前の功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

心はひとつ

足跡

2014 順天堂大学を卒業後、東レアローズ男子バレーボール部に入部し、
新人ながらレギュラーを奪取。
2015 Vプレミアリーグで降格圏内の7位となり、入れ替え戦に臨むも辛勝し残留。
2016 天皇杯バレーボール選手権大会で3年ぶりの優勝を勝ち取る。
2017 Vプレミアリーグでは、チームを8年ぶりの優勝に導き、自らもベスト6を受賞。
3月に日本代表に初選出され、以降2021年まで5年連続で日本代表となり、
チームの中心選手として活躍。
7月のアジア選手権大会に出場し、チームを優勝に導くとともに、
自らもベストセッター賞を受賞。
2019 2月のVリーグ三島大会試合中に左手中手骨骨折の大けがを負うが、驚異的な回復力で9月のワールドカップ日本大会に出場し、28年ぶりの4位入賞を果たした。
2021 東京2020オリンピックでは、29年ぶりとなる決勝トーナメント進出に貢献。
2022 2月 胃がんのステージ4であることを公表。
2023 3月 永眠。

PHOTO

2021-22シーズン キャプテンに就任

世界一美しいBクイック

熱く戦う姿

2016-17 V・プレミアリーグ優勝