もっとバレーを楽しむために
用語やルール等、知っておけばもっと楽しめる知識をご紹介します。
6人制バレーボールのルール
基本的なルールは、対面コートに6人ずつ配置されて、床にボールがつかないように打ち合って得点すること。1試合につき、5セット または3セットで行われ、1セットにつき25点先取し、先に3セット(3セットの場合は2セット) 先取したチームが勝利です。
※もし24-24 でポイントが並んだ場合は 「デュース」となり、その後2点差がつくまで試合を続行します。

バレーボールの用語
「ルールは何となく分かるけど、用語が分からない!」ルールや用語がわかると、バレーボールは何倍も面白くなります。
ここでは疑問、質問の多い用語を集めました。
プレー
- ラリー
- 試合中、床にボールが落ちたり、アウトにならずに、長くボールを打ち合うこと。
- レシーブ
- 相手コートからから打ちこまれたボールを拾うプレー。
- トス
- 味方が攻撃プレー(スパイク)を打ちやすいように、ボールを上げるプレー。
- スパイク
- 上げられたボールに合わせ、ジャンプで勢いをつけて攻撃ボールを打つプレー。
- ブロック
- 相手チームの攻撃を防ぐため、両手を伸ばしてジャンプし、スパイクを跳ね返す防御プレー。
- サーブ
- ゲーム開始、ラリー開始前にコートの外から相手コートに向かってボールを打つプレー。
- サービスエース
- 相手が返球出来ない好サーブによる得点のこと。
- バックアタック
- 後衛から打つスパイクです。相手の意表をつくことができ、大きくジャンプしながら打つので、パワーがあります。
- アタックライン
- コートの中央から3メートルの位置に引かれた線で、後衛の選手がスパイクを打つ場合、このラインを超えると反則になります。
ポイント
- ラリーポイント制
- バレーボールの得点のルールで、サーブ権の有無に関係なく得点が入るとするルール。
(1997年まではサーブ権を持っている時のみ得点できるルールでした。)
- セットポイント
- 1セットは25点先取なので、24点目をセットポイントと呼びます。
- マッチポイント
- 5セットマッチで行われる試合では、3セット先取した方が勝利になります。2セットを先取し、あと1点で勝利するという時にマッチポイントと言います。
戦術の要『ローテーション』を理解する
ローテーションとは、6つのポジションを時計回りに1つずつ移動することで、サーブ権を獲得した時はローテーションをします。(矢印の順番)
サーブを打つ瞬間には、ローテーション通りのポジションに位置していなければなりません。
ラリーの間はポジションを移動して良いため、各々自分の担当するポジションに移動し、攻防を繰り広げます。
【ローテーションは戦術のポイント】
ローテーションの順番を変えることで、相手に対して有利な状況を作ることもできます。そのため、監督は対戦前に相手チームの状況を先読みし、自チームのローテーションを考えます。試合の状況によってセットごとにローテーションを変えることもありますので、観戦時にチェックしてみてください。
お気に入りの選手のポジションの役割
速さとパワー、そして「団結」プレーを得意とする東レアローズの選手たちのポジションの役割をご紹介します。
- セッター
- トスを上げる役目の選手のこと。ボール下に素早く潜り込める俊敏性が大事。試合全体を俯瞰できる洞察力と冷静さがポイントになります。
#8 真子 康佑、
#4 酒井 啓輔、
#21 藤井 直伸
- アウトサイドヒッター
- スパイクにレシーブにすべてをオールラウンドにこなせる選手です。
#5 米山 裕太、
#6 手塚 大、
#7 峯村 雄大、
#9 富田 将馬、
#10 重藤 トビアス 赳、
#17 小澤 宙輝
- ミドルブロッカー
- 名前の通り、チームのブロックの中心になります。また、クイック攻撃でチームに勢いを与える役割もあります。
#2 髙橋 健太郎、
#1 難波 尭弘、
#18 西本 圭吾、
#15 李 博、
#16 上條 レイモンド
- オポジット
- 攻撃力が求められるボジションです。ジャンプ力やアタック力の他、いつも攻撃態勢でいるため体力も重要となります。
#14 パダル・クリスティアン
- リベロ
- 主に守備を担当する選手です。リベロはベンチにいるときも重要な役割を持っており、監督の指示を聞いて、コートに入った時にプレイヤーにその指示を伝えます。
#3 山口 拓海
多様化する「コーチ」「トレーナー」の役割
- 監督
- チーム全体をコントロールする役割です。選手の状況、スタッフとの連携、相手チームとの駆け引きなど、すべてのことを考慮して勝利の為に戦略を立てます。
- コーチ
- 監督を補佐する役割です。近年では、相手チーム分析担当、自チーム分析担当、攻撃担当、守備担当など役割分担性が主流になっています。
- メディカルトレーナー
- 試合や練習に向けて、選手のパフォーマンスを上げるためのマッサージを施したり、スポーツ医療に関する相談をします。怪我をした選手を早く復帰させることも役割の一つです。
- フィジカルコーチ
- 選手のパフォーマンスが高まるように体力面の管理やトレーニングを担当するコーチです。体力面を高めるとともに、シーズンを最後まで戦い抜けるよう怪我をさせないようにすることも役割の一つです。
- アナリスト
- 試合中に選手の細かな動きをPCに入力し、リアルタイムでデータ化して、試合に生かすことが役割です。
また、試合前に相手チームを分析し、監督、コーチと共に戦術を考えるのも役割です。