東レアローズ男子バレーボール部は、1947年(昭和22年)に東レ(株)滋賀事業場に「東レ九鱗会」として創部しました。その後、昭和30年代後半には数々の全日本タイトルを獲得し、バレーボール界での地位を築き、1964年(昭和39年)に現在の三島工場に移転しました。
過去にオリンピック選手や多くの全日本選手を輩出し、現在も多くの全日本選手が選出されています。第11回Vリーグでは、悲願の「初優勝」を飾り、2008/09V・プレミアリーグには、「男女アベック優勝」という快挙を成し遂げました。現在の「東レアローズ」というチームネームは、社内報にて募集し誕生したもので「矢のような鋭さ」という意味が込められています。
今シーズンの最重要課題であるブレイクNo.1チームを目指し、固定概念を壊して柔軟な思考を持ち強化に臨む。精神力、技術力、体力を高めて(+して)いき、王者を奪還する。という強い決意が込められています。
1964年に滋賀事業場より、東レ(株)三島工場内の体育館に活動拠点を移し、1984年に東レアローズ(九鱗会)を築き上げてきた諸先輩方の汗と伝統が染み込んだ現在の体育館が建設されました。場所は、三島駅(JR)北口から徒歩10分程のところに位置し、駅から体育館まで歩く中、正面に日本一の「富士山」を眺めることができます。その富士の雪解け水を源流とする湧水河川が三島市内いたるところで湧出し、古くから湧水の街として親しまれてきており、水の郷百選にも選ばれています。また、古くから伊豆国一の宮として栄え、源頼朝が源氏再興を祈願したことで知られる三島大社もあり、青く輝く海、豊富な魚介類が生息する伊豆半島にも近く観光地としても親しまれています。
1947年に誕生した九鱗会時代から70年あまりの間に亘り、刻んできた伝統、歴史を胸に、日本バレー界を担っていくという責任と誇りをもって戦いに臨みます。
今シーズンはスローガン「BREAK⁺」の下、これまでの固定観念を打ち破り、新たな取り組みを行って参りました。
ブレイク力No1チームとなり日本一を目指します。
チームのDNAである「気迫・粘り・精度」は今シーズンも健在です。
躍動する選手達に熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。
監督 小林 敦
東レアローズ男子バレーボール部の結成から現在までの軌跡をご紹介します。
1947年 | 滋賀工場に発足 |
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1961年 | 全国大会ですべてのタイトルを独占 |
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1963年 | 都市対抗で優勝 |
1974年 | 実業団リーグ2度の優勝 |
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1975年 | 日本リーグ入り |
1987年 | 三度目の実業団リーグ制覇 |
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1988年 | 10年ぶりの日本リーグ復帰 |
1991年 | チーム愛称が東レアローズとなる |
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1994年 | Vリーグ開幕 |
2001年 | 第8回Vリーグ準優勝 |
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2002年 | 第51回天皇杯・皇后杯黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会優勝 |
2004年 | 第11回Vリーグ優勝 第53回天皇杯・皇后杯黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会準優勝 |
2005年 | 第54回天皇杯・皇后杯黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会優勝 |
2006年 | 第55回天皇杯・皇后杯黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会優勝 |
2007年 | 2006/07 V.LEAGUE準優勝 |
2008年 | 2007/08V.LEAGUE準優勝 平成20年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会優勝 |
2009年 | 2008/09V.LEAGUE優勝 第58回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会準優勝 |
2010年 | 2009/10V.LEAGUE3位 |
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2011年 | 2010/11V.LEAGUE3位 第60回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会優勝 |
2012年 | 2011/12V.LEAGUE準優勝 |
2013年 | 2012/13V.LEAGUE3位 平成24年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会準優勝 |
2014年 | 2013/14V.LEAGUE4位 平成25年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会優勝 |
2015年 | 2014/15V.LEAGUE7位 第64回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会準優勝 |
2016年 | 2015/16 V.LEAGUE3位 |
2017年 | 2016/17 V.LEAGUE優勝 平成28年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会優勝 |